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子どもたちと地球の未来のために 特定非営利活動法人(NPO)アース・エコ

活動報告ACTIVITY Report

放射能測定センター・南相馬 「とどけ鳥」

 南相馬市原の町区にある放射能測定センター・南相馬を訪問し、お話を聞かせて頂きました。
 本センターは名古屋でチエルノブイリ原発事故の救援活動をされている神谷さん達が、2011年10月から福島に入り、2012年に正式に開所されました。当初は線量計を揃える事もままならず大変苦労されたとの事ですが、少ない人数で南相馬市の放射線量分布を500mメッシュでマップ化したり、市民から持ち込まれる野菜等の食品、飲料水、土壌の放射線量測定を無料で提供する活動を続けています。現在では市民からの信頼も高まり、南相馬市が市内9か所に開設している自家消費野菜等の検査窓口の取扱件数と比較しても、ここ一か所でその半数に匹敵する依頼件数に応じているそうです。マップ化も当初は南相馬市のみでしたが2013年からは浪江町の依頼も受けマップ化を行っています。測定スタッフとして100名近い市内外のボランティアの方が参加し、年2回のマップ化を実施しています。同時に市民の方への啓発活動も熱心にされており、ご活躍に敬服いたしました。
 このようなマップ化や食品等の測定を継続的に行うことで、地域毎、食品等の種別毎の強度分布や変化を的確に把握できるので、これらに継続的な疫学調査を組み合わせれば、今後の健康問題等に対する対策を考える上での貴重な基礎資料ともなり、国際的にも貴重な情報を提供できる事になるのではと感じました。その意味で、綿密な疫学調査を継続的に行う事が必要と思いました。
 また、マップ化から得られた放射線量分布とSPEEDIの予測結果はほぼ一致しており、発災時にSPEEDIの結果をもっと早く利用すれば、より的確に住民の方の避難が可能であった事を再認識できました。原子力規制員会は平成26年10月8日に発表したSPEEDIの運用についての中で、福島の事故の教訓として原子力事故発災時に、いつどの程度の放出があるかを把握する事、気象予測の不確かさを排除できない事を理由にSPEEDIの結果を使用するのは被曝リスクを高めかねないとして、「緊急時における一時避難や一時避難等の防御措置にSPEEDIの計算結果は使用しない」としています。しかし、実測データとの整合性を勘案すればSPEEDIの結果は尊重されるべきものではないでしょうか。緊急時に、より確度の高いことが実証されている予測手法は存在するのでしょうか?
 我々が活動している地球温暖化に関しても「二酸化炭素増加主因設」と同時に「二酸化炭素の増加は温暖化の結果であり原因ではないとする説」等の諸説があり、どの説が正しいとは断言できません。しかし、大多数と言えないまでも非常に多くの科学者が観測結果や研究結果に基づき二酸化炭素の増加が主因である可能背が極めて高いと主張しており、矢張りこの説の可能性を尊重して行動する必要があると思います。
 原発事故また、それに伴う健康被害や二酸化炭素の増加による地球温暖化等は実際には発生しない可能性もありますが、一度起これば取り返しのつかない事ともなりかねないので、「予防原則」の概念に則って、これらの問題に対応して行くべきだと信じています。
放射能測定センター・南相馬の神谷さん(左)から説明を聞く 地元新聞には放射線量測定値が今でも毎日掲載されている。(福島民友新聞より)
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