12月理事会・例会・合同勉強会を開催
12月20日(水)、会議室(かながわ県民センター)主体+オンライン(Zoom)で12月理事会・例会と合同勉強会を開催しました。参加者はアース・エコ会員が16名(内オンライン参加者3名)、オブザーバー4名の計20名でした。
12月理事会からの報告
- 出前授業等に使用してきたノートPCは、OSがWindows7で性能も不十分で使用に支障が出てきたため新たにノートPCを購入したことを報告しました。
12月例会
- 12月実施予定の出前授業1件がインフルエンザによる学級閉鎖のため1月に延期になり、しかも別の学校で出前授業を予定している日と重なったため対応を検討し、2件の出前授業の同日実施が決まりました。
- 上記を含み、今年度中に実施予定の5件の活動について参加者の調整等を行いました。
合同勉強会
例会の休日開催についてのアンケート結果報告
11月理事会・例会をトライアルとして日曜日に開催しました。その後実施したアンケートの結果を報告し、今後の対応を協議しました。休日以外は参加が難しい会員の参加を期待していましたが、いつもご参加いただく皆さんの他に新たな参加者がいなかったことに加え、アンケート結果からは休日開催によって生じる不都合にまさるメリットが見出せなかったこととから、今後は原則として毎月第4週水曜日に開催することにしました。
太陽の南中時間変化
9月の合同勉強会で「昼と夜の長さが同じになる日」と題して発表した会員から、補足する発表がありました。日本標準時の基準となる東経135度にある明石市では、昼の12時に太陽の位置が最も南に来るはずですが、実際に太陽が南中する時刻は季節によって12時から最大15分程度ずれます。理由は地球の公転軌道は真円からわずかにずれた楕円軌道を描くことなどが影響しているようです。
電気自動車のLCA
LCA (Life Cycle Assessment)とは、製品の製造、使用から廃棄までの生涯にわたる環境負荷を評価する手法です。電気自動車(EV)とハイブリッド車のLCAを比較した海外のデータが会員から報告されました。それによると両者のLCAに大きな差がないことが分かります。EVは走行時の環境負荷は小さが、電池の製造時の環境負荷が大きいことなどが影響しているようです。ただし、日本で生産されているEVは海外よりも電池が小さいことや、充電に使用される電気の再エネ率によっても評価が変わるため、慎重な見方が必要なようです。
テーマパーク・遊園地のエネルギー消費
11月に出前授業を行った小学校で児童から、「ディズニーランド、USJ、富士急ハイランドの消費電力は?」、「ジェットコースターやメリーゴーランドの消費電力は?」と質問があり、それに答えるため調査しました。
ディズニーランド・ディズニーシーの2つのテーマパークの運営企業は温室ガス排出量、電力消費量、都市ガス消費量等を公表していて、2つの合計は川崎市宮前区内の全世帯の約1/2に相当します。USJは温室ガス排出量のみ公表していて、ディズニーの2つの合計の約2/3です。富士急ハイランドは公表していません。
ディズニーランド、USJ、富士急ハイランドのジェットコースターやメリーゴーランドのメーカーは良く分かりませんが海外企業が多いようで、消費電力は不明でした。これ以外に遊戯施設を製造する国内メーカーには消費電力を公表している会社もあり、ジェットコースターは小型で数10kW、中型でも300kW以下です。メリーゴーランドは10kW以下のものが多く、大型でも数10kW程度でした。