かながわ環境教室⑥ 川崎市宮前区内の小学校

 11月20日(火)、川崎市宮前区内の小学校で5年生2クラス38名を対象に、「かながわ環境教室~実験・ゲームで挑戦!地球温暖化防止~」の出前授業を実施しました。参加した講師・スタッフは5名です。
 出前授業で伺う小学校の規模は大小さまざまで、対象の児童数もさまざまです。先日行った大規模校では5クラス200名近い児童を対象に2日にわたる出前授業を実施しました。今回は対象の児童数38名で、標準的な1クラスの人数とあまり変わりませんが、2クラスに分かれています。事前打ち合わせで担当の先生に、2クラスまとめて1回授業とするか、1クラスずつ2回授業を行うか相談したところ、「体験に重点を置き、環境のために自分たちができることを学ぶ授業にしたい。」との要望で、クラス毎に2回授業を行うことにしました。

白熱電球とLEDランプの比較実験

 授業内容はいつも通りで、挨拶の後、地球温暖化についてビデオを見て学び、省エネ実験では、手回し発電機による発電体験、白熱電球とLEDランプの比較、ドライヤーの消費電力の3つを体験しました。続いてゲーム「暮らし方の違いさがし」に挑戦し、その後、各自省エネチャレンジ目標を決め、最後に感想文を書いて発表しました。
 この小学校は団地やマンションなど多数の集合住宅に取り囲まれていています。その住宅のほとんどが高度成長期に建てられたように見えます。この地域が新興住宅地として開発された頃は、今よりもずっと多くの児童がこの学校に通学していたのでしょう。その後、少子高齢化とともに児童数が減少し、現在の児童数に至ったことが想像されます。子どもたちにとっては少人数のクラスの方が恵まれている点が多いと思います。