3月理事会・例会・合同勉強会を開催

 3月27日(水)、会議室(かながわ県民センター)主体+オンライン(Zoom)で3月理事会・例会を開催しました。参加者はアース・エコ会員が14名(内オンライン参加者2名)、オブザーバー4名(内オンライン参加者1名)の計18名でした。

3月理事会からの報告

  • 来年度のKISTECの「なるほど!体験出前教室」に登録している、実験を中心とする4つの出前授業をまとめて紹介するリーフレットを作ったことを報告しました。
  • 今年度の実験ビデオプロジェクトで「身近にある材料を使って電池を作ってみよう」のビデオを成作したことを報告しました。近日中にYouTubeで限定公開する予定です。
  • 環境省は新しい国民運動として「デコ活」の展開を始め、「デコ活宣言」を行う団体を募集しています。このほどアース・エコも「デコ活宣言」を行ったことを報告しました。

3月例会

  • 2024年度に予定されている通常総会と2件の工作教室の実施計画の概要を紹介しました。5月の通常総会の後、参加者の募集を行います。
  • 1月に完了した4件の出前授業のアンケート集計、省エネカレンダー集計などの報告があり、意見交換しました。

合同勉強会

 太平洋の海底には地震や津波を観測する大規模な「地震・津波観測網」について会員から発表がありました。
 東日本大震災後に設置された日本海溝海底地震津波観測網(s-net)は千葉~釧路の沖合に設置された150の観測点(地震計や水圧計)で構成される海底観測網で、全延長5,500kmの光海底ケーブルで防災科学研究所に繋がっています。相模湾地震観測施設は相模トラフに沿って設置され、1996年から運用されています。DONETは南海トラフ地震を観測するために、三重~徳島の沖合に設置された観測網です。南海トラフ海底地震津波観測網(N-net)は四国から九州の沖合の太平洋に現在設置中の観測網です。N-netが完成するとS-net、DONETとともに海溝地震の原因となる太平洋沿岸の全てのトラフをリアルタイムで監視できます。

海底地震観測網を発表する会員

 重力加速度を測る実験装置を自作した環境学習リーダー会の会員から報告がありました。
 実験方法は物体を鉛直方向に自由落下させ、異なる高さの2点に光センサーを置いて物体の通過を検出し、その時間差と2点間の距離から重力加速度を算出します。2個の光センサーが検出する信号から時間差を1ミリ秒単位で計測し、結果を表示する装置が写真で紹介されました。実験した結果は9.8m/s2にかなり近い値でしたが、より近づけるための注意点や工夫についてもお話がありました。

 実験ビデオ「身近にある材料を使って電池を作ってみよう」の試作版を上映しました。