なるほど!体験出前教室①、鎌倉市内の小学校
12月18日(水)、鎌倉市内の小学校で6年生、2クラス、65名を対象に「なるほど!体験出前教室~身近にある材料を使って電池を作ってみよう~」の出前授業を開催しました。参加した講師・スタッフは7名です。
小学校ではエネルギーの概念について学習する機会はありませんが、電池も電気エネルギーに関係しており、私たちの暮らしの中のエネルギー消費が地球温暖化と関係することでもあり、せっかくの機会なので最初にビデオを見てもらい、地球温暖化の原因と影響、対策などを学びました。
次に、電池の歴史に関する三択クイズをおこない、グー、チョキ、パーを挙げて回答してもらいました。電池の仕組みについての簡単な解説の後、乾電池を使って電圧計の使い方を学びました。
電池工作は、先ず銅板とアルミホイルの電池を作って電圧を確認し、赤いLEDが点灯するか、電子オルゴールが鳴るかなどを試しました。この電池は電圧が0.5V程度と低いため、なかなか動作しません。グループ4名で協力して電池4個を直列接続して試しましたが、単純に0.5×4Vとはいかないので上手く行きません。
次に備長炭とアルミホイルの電池を作って電圧を確認しました。今度は1V前後の電圧が出るため、中には電池1個でモーターを回すことができた児童もいました。これもグループ4名で協力して電池4個を直列接続して、モーターを回すことができるか、青色LEDを点灯できるか挑戦しましたが、今度はどのグループも成功しました。
電池の出前授業は理科系クラブ活動が対象の場合が多いですが、今回は理科の授業です。理科が不得意な児童もいて上手く行くか心配でしたが、6年生はすでに電気に関してある程度学習しており、理科担当の先生方のご協力もあって、予想以上に順調に進められました。2クラスあるため90分の授業を2回繰り返すので、間の20分の休み時間に2回目の授業の準備が間に合うか心配でしたが、最初の授業が後片付けも含めて順調に終わったため、余裕を持って間に合わせることができました。ご協力いただいた先生方に感謝します。