なるほど!体験出前教室④ 逗子市内の小学校

 1月25日(木)、逗子市内の小学校で科学クラブの5~6年生21名を対象に、神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)の「なるほど!体験出前教室~身近にある材料を使って電池を作ってみよう~」を実施しました。参加した講師・スタッフはアース・エコ会員7名にインターンシップの実習で参加した大学生1名を加え、8名でした。
 この時期はインフルエンザなどでお休みの児童もいて、更に6年生にとって中学受験シーズンに重なるため欠席が多く、実際に参加した児童は15名でした。このため予定していた6グループを急遽4グループに組み替えて工作・実験を行ったため、各グループにほぼ2名のスタッフがついて進めることができました。

4グループに分かれて工作・実験に取り組む

 クラブ活動の出前授業で常に悩まされるのが時間です。今回も45分と短い時間の中で授業をまとめなければならないため、挨拶・自己紹介もそこそこにして学習に入りました。三択クイズで電池や乾電池の歴史を学んだ後、グループに分かれて備長炭電池の工作を行いました。備長炭にキッチンペーパーを巻き、塩水で濡らし、更にその上からアルミホイルを巻き付けると電池が完成です。電圧計で電圧を計ると0.8~1.2V位で、電子オルゴール、赤色LED、モーターなどをつなげて動作するか試しました。その後、グループ全員で4個の電池を直列につないで青色LEDが点灯するかを確かめましたが、点灯したグループも、点灯しなかったグループもありました。
 最後にアンケート用紙に記入しました。

LEDが点灯するかチャレンジ

 銅板とアルミホイルを用いた電池は時間が足りないため、授業の中ではできませんでしたが、必要な材料と、LED、電子オルゴールなどは、参加できなかった児童の分も含め、全員に持ち帰ってもらい、自分の家で実験の続きができるようにしました。理科や工作が好きな児童がもっと増えることを願っています。