なるほど！体験出前教室　葉山町内の小学校クラブ活動

　９月１７日(火) 葉山町内の小学校のクラブ活動で小学４～６年生２７名を対象に、KISTECの「なるほど！体験出前教室～びっくり！手のひら発電～」を開催しました。参加した講師・スタッフは７名です。
　この題材は、昨年、横浜市青葉区内の小学校で産声をあげ、今回は２回目の１時間授業です。目指すところは、身近にある物をとおして不思議を感じてもらい、色々な事に好奇心を持ってもらうことです。
　【実験１】　異なる２種類の金属の針金の先端をねじり合わせ、そこにドライヤーを当てて温めると電気が起きる事を体感する実験です。硬さの異なる金属の先端を合わせてねじるのが難しそう。先端にドライヤーの熱を当てながら、電圧計の数字を読むことで精いっぱい。電気の起きる不思議さまで考える余裕が無かったようです。
　【実験２】　主題の「手のひらで発電」です。温度差による発電量の大きい半導体素子に低電圧で動作するモーターをつなぎます。冷やした保冷剤と子どもの手のひらの体温で半導体の両面に温度差を与えるとモーターが回り出しました。不思議を感じてもらえたかな？
　【実験３】　実験２で使用した半導体素子に、逆に電気を与えるとどうなるのかな?　一人が半導体素子を両手の手のひらで挟み、もう一人が素子につなげた手回し発電機を一生懸命回すと、素子を持った子が不思議そうな顔、手回し発電機を逆に回すと驚きの声があちこちで！　さてどうなったのかな?
　後日、KISTECの担当者より、児童が書いたアンケートと感想文のまとめが送られてきました。添えられたメールには、「『私はもともと理科が好きでしたが、今回の実験をして、もっと好きになれたのでうれしかったです。』と書いてくれた子がいました。まさにこの事業のねらいに沿ったつぶやきであり、まとめていてうれしく思いました。」とありました。
　小生としても嬉しい結果を頂きました。まだまだ不十分な部分も多くありますが、多くの人からご意見を頂き、より良いものにしていきたいと思います。