オンライン出前授業に初挑戦

 1月25日(月)、横浜市鶴見区の小学校で、クラブ活動の4~6年生25名を対象に初めてのオンライン出前授業に挑戦しました。
 県立産業技術総合研究所(KISTEC)の「なるほど!体験出前教室」は、当初は県内の小学校3校で実施を予定していましたが、1月8日の緊急事態宣言によりKISTECからは宣言中の出前授業中止の方針が示されました。せっかくの準備を無駄にするのも残念なので、今回の小学校にオンライン出前授業を提案したところ、学校側の全面的な協力が得られ、KISTECの了解も得て、今回の実施が決まりました。しかし、学校もアース・エコもオンライン授業は初めての挑戦。接続試験も兼ねてオンラインでの打合せを重ね、段取りの相談と機器の動作確認をしました。
 授業内容は、動画上映による地球温暖化の解説とソーラーオルゴール工作です。
 当日は、教室と講師宅とをZoomで接続し、オンライン授業を開始しました。しかし画面共有により動画送信を開始したところ学校側の回線が不安定になり、何度か送信をやり直しましたが、やがて学校からインターネットのアクセスができなくなりました。すぐに先生と電話を繋ぎ、通話しながら授業を続けました。動画上映は打ち切り、ソーラーオルゴール工作を始めました。工作の手順を電話で先生に話し、それを先生から児童に伝えてもらい、工作を進めました。
 20分程で回線は復旧し、学校から映像が送られてきました。予定より10分ほど超過しましたが、児童全員がソーラーオルゴールを完成させ、最後に児童数人から授業の感想を発表してもらいました。

 回線障害は予想外でしたが、教室の先生の完璧なフォローにより無事に授業を終わらせることができました。学校からインターネットにアクセスする回線の容量不足が障害の原因だったようで、画面共有で通信量の大きい動画を送るのが無理だったようです。
 前日の同時刻に行ったリハーサルでは回線障害はなかったので、本番の実施時刻にたまたまインターネットへのアクセス集中があったと思われます。動画ファイルはCDに書き込んで事前に学校に送り、授業ではローカルで再生すれば、授業中の通信容量を減らすことができ、回線障害の可能性は少なくなります。機会があれば再度挑戦してみたいと思います。