なるほど! 体験出前教室②、相模原市南区内の小学校

 11月2日(水)、相模原市南区内の小学校でクラブ活動の4~6年生17名を対象に、神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)の「なるほど! 体験出前教室~身近にある材料を使って電池を作ってみよう~」の出前教室を行いました。参加した講師・スタッフは5名です。

 45分の授業時間では、冒頭の挨拶・導入と最後の片づけの時間を除くと、工作と実験に使えるのは30分程度。できれば複数種類の電池を試したいのですが、1種類に絞る必要があります。2種の金属板とレモンで作る「レモン電池」が電池工作の定番ですが、今回は備長炭とアルミホイルで作る「備長炭電池」にしました。レモン電池より電圧が高いので、いろいろな実験がしやすいからです。

 

 それでも備長炭電池1個では得られるのは1V程度。青色LEDを点灯するのを実験のゴールにしましたが、そのためには3.1V以上の電圧が必要です。どうしたら良いか児童に方法を考えてもらい、いろいろ試すことができると良いのですが、時間の制約からヒントを与え、隣の友だちと協力して備長炭電池2個を直列に接続したり、グループの4人で4個を接続したりして試してもらいました。その結果、全グループとも青色LEDの点灯に成功しました。
 短時間でしたが、子どもたちは興味を持って取り組み、工作と実験を楽しんでくれました。