かながわ環境教室④、葉山町内の小学校

 1月19日(木)、葉山町内の小学校で6年生90名を対象に、「かながわ環境教室~実験・ゲームで挑戦!地球温暖化防止」の出前授業を行いました。参加した講師・スタッフは7名です。
 担当の理科専任の先生が2020年度に新しく代わられましたが、地球温暖化に関わるアース・エコの授業に対し前向きな姿勢を示され、今まで通り「かながわ環境教室」の出前授業を続けていただけることになりましたが、コロナの影響で2年間実施できませんでした。今回の授業開始に当たり、先生と顔を合せるなり「やっと出前授業が実現できましたね!」と言っていただけました。6年生は3クラスのため昼食を挟んで3回の授業となりました。

 いつものように「地球温暖化って何?」の問いかけに反応なし。さらに問いかけると、聞こえないような小さな声で「二酸化炭素」、「地球の温度が上がっている」、「人間の生活」と返ってきました。全体に、最近はどの学校の児童もおとなしい印象を強く感じます。自分の意見を強く主張する子が極端に減っているように思いますが、回りをかき乱す子どもよりは良いのな?とも思います。担当の先生も長い教員生活をされているご様子でしたが、「以前はもっと活発に発言する子がいたが、年々おとなしくなった。」と言われています。少しさびしさを感じますが、良いことなのか悪いことなのかは分かりません。
 授業の最後に児童全員に書いてもらったアンケートに目を通してみましたが、多くの学校と同じように、「手回し発電が楽しかった」、「地球温暖化の状況を改めて知った」、「自分ができる省エネに取り組む」との感想が多く見られ、講師が話した内容をほとんどの児童が確実に理解してくれたようです。アンケートでは、「地球温暖化は私たちみんなの問題だから、一人一人の積み重ねで、初めて解消できるのだとあらためて思った。」、「暮らし方が少し違うだけで省エネになったり、地球にやさしくなるんだなと思いました。家でも省エネで地球にやさしくなることをやってみようと思いました。」、「地球温暖化がこれからどれくらい進んでいくのか分かり同時に、状況が深刻なことがよりわかった。これからは教わったことをできる範囲でやり、自分で省エネ方法を見つけて行っていきたいと思った。」と書いてくれました。この思いを持ち続けて行動を広げてくれたら嬉しいです。
 昼食を終えて理科室に戻ると、数人の児童のグループがテーブルで調べ物を。校長先生は「理科に重点を置かれ先生自ら色々な理科実験をされる事で、理科に興味を持ち自主的にグループで調べたり、実験を試みる子が多い。」との事。良い環境を作られているなと思いました。