かながわ環境教室①、相模原市南区内の小学校

 5月18日(木)、相模原市南区内の小学校で、かながわ環境教室「実験・ゲームで挑戦!地球温暖化防止」の出前授業を行いました。今年度最初の出前授業で、今回はさがみはら地球温暖化対策協議会の協力を得て実施しました。参加した講師・スタッフはアース・エコが6名、協議会メンバーが2名の計8名です。
 この小学校では毎週1回5、6時間目に4~6年生全員が7つの縦割りのグループに分かれて授業を行っています。各グループにはそれぞれのテーマがあり、その中で児童が自ら取り組む課題を決め、学習を行うそうです。今回の出前授業は環境をテーマとする縦割りのグループが対象で、4~6年生30名が参加しています。

「地球温暖化ってなんだろう?」のビデオ
手回し発電で40W電球つくかな

 授業では、最初に「地球温暖化ってなんだろう?」のビデオを見て地球温暖化について学習しました。省エネ実験は「手回し発電で40W電球つくかな」、「電球消費電力調べ」、「ドライヤー消費電力しらべ」の3つを体験しました。手回し発電機を使いまわしする実験では、昨年度までは実験の前後で手指のアルコール消毒を行いましたが、今回はありません。「暮らし方の違い探し」も、密を避けるために児童ひとりひとりが別々にチャレンジするやり方から、コロナ前に行っていた児童4~5名のグループで協力して違いを見つけ出すやり方に戻りました。その後で、省エネチェックシートを使って一人ひとりが取り組む省エネチャレンジ目標を決めました。最後に授業の感想文を書き、数名の児童に感想を発表してもらいました。

グループで「暮らし方の違い探し」に挑戦

 今回の授業は、子どもたちが取り組む課題を決めるためのオリエンテーションの一環として実施したとのことでしたが、縦割り授業はこの日が2回目で、子どもたちも普段と違うクラス編成での授業にまだ慣れていない印象でした。この縦割りのクラスはこれから毎週環境の学習を行っていくので、暫くはこのクラスをフォローしていきたいと思います。省エネの取り組みもどのような成果を上げるか見るのが楽しみです。
 新型コロナも5類に移行し、小学校での感染症対策も大幅に変わり、ほぼコロナ前に戻った感じです。マスク着用は児童も先生も個人の判断になりましたが、まだ多くの児童がマスクを着けたままで、マスクなしに馴染むにはしばらく時間がかかりそうです。