かながわ環境教室、海老名市内の小学校

 7月8日(木)、9日(金)の2日間、海老名市内の小学校で5年生3クラス91名を対象に、かながわ環境教室「あなたも省エネに挑戦!地球温暖化防止」の出前授業を行いました。講師・スタッフは各日5名でした。
 感染症対策のため学校での活動が制限され、対面での出前授業は昨年11月以来8か月ぶりです。神奈川県には蔓延防止等特別措置が発表されていましたが、海老名市は対象地域から除外されたため、授業が可能になりました。学校と事前に感染症対策について十分相談し、児童間の距離を十分保つことができる体育館で授業を行いました。
 6月初めに「地球温暖化って何だろう?」のDVDを学校に送り、これを見て温暖化について事前学習してもらいました。授業の冒頭でその内容を復習しましたが、児童は地球温暖化について良く理解していました。

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 次に、省エネ実験体験は「手回し発電で40W電球つくかな」、「電球消費電力くらべ」、「ドライヤー消費電力しらべ」の3種類。児童は10名ずつ3グループに分かれて3つの実験を巡回しました。
 実験に夢中になると実験装置の近くに児童が集まるので、児童が密集しないように椅子を置いて間隔を取るなどの工夫をしました。手回し発電機を使う実験では、実験の前後2回手指をアルコール消毒しました。実験の説明をするスタッフはマスクの上にフェイスシールドもつけます。自分の声がフェイスシールドで反射してくる上に、息でフェイスシールドが曇ってくるので大変です。

 次のゲーム「暮らし方の違いさがし」では、従来は6名程度のグループ対抗でゲームに取り組みましたが、密を避けるため今回は一人ずつ別々にゲームに挑戦しました。このため、生活の様子を描いたパネルはクラスの人数分用意しました。1クラスの授業が終わるとパネルを回収し、次の授業開始までスタッフがパネルを除菌しました。

 その後、省エネチェックシートに記入して各自のチャレンジ目標を決めました。児童は夏休み明けまで各自の省エネ目標にチャレンジします。
 最後に、今回の授業で一番印象に残ったことを短い感想文に書いてもらい、数名の児童に発表してもらいました。
 感染症対策を行いながらの授業は今回がほぼ初めての経験。戸惑いや試行錯誤もありましたが、先生方のご協力もあって無事完了できました。反省点を修正して今後の授業に活かしたいと思います。