かながわ環境教室⑤ 葉山町内の小学校
1月29日(月)、30日(火)の2日間、葉山町内の小学校で6年生110名を対象に、「かながわ環境教室~実験・ゲームで挑戦!地球温暖化防止~」を開催しました。参加した講師・スタッフは1日目が8名、2日目が7名です。
授業のねらいとして、
* 地球温暖化は自分の問題として捉えてもらう
* エネルギーの大切さや省エネの効果を体感してもらう
* 自分でできる省エネについて考え実行してもらう
* 地球温暖化を家族と一緒になって考えてもらう
を基本に進めました。
担当の先生はアース・エコの出前授業に大変な熱意で対応していただき、毎年継続させて頂いています。アース・エコのホームページをご覧になられ、「素晴らしい活動をされていますね。でも閲覧数が少ないのですね。もったいない。」と。地球温暖化に対し児童の皆さんも、ここ2年の異常な暑さを身に染みて感じ、地球温暖化を危惧している様子がうかがえました。
授業の初めに、「地球温暖化の原因は?」との問いかけに、「人間の生活により発生する二酸化炭素が原因。」とすらすら答える児童が。その児童に、「スゴイ。私に代わって皆に説明しなさい。」と言うと、先生もお尻を押すような発言に、児童は恥ずかしそうな様子。その様な知識を持った子が知識で終わらず、将来の行動に生かしてくれることを願わずにいられません。授業進行中に、担当の先生は黒板に授業の流れをポイントに区切って書かれ、省エネの大切さへの理解をより深めてもらいたいとの思いで、補足説明を熱心に話されました。
今年度の授業で特徴的なことは、小学校児童のタブレット使用の普及への葉山町の教育委員会の強い思いが感じられ、今回のアース・エコの出前授業を受け入れて頂いた2校の先生は、児童が積極的に活用できるよう、環境作りに熱心に取り組んでおられるように感じました。
最後に、この授業で感じたことのアンケートを、児童はタブレットを使って鉛筆書きよりも早いブラインドタッチで文章を入力しました。若いってスゴイ!
アンケートの一部を記載します。
「自分たちの未来のために今回教えてもらったことを家族などに伝えようと思いました。地球温暖化が問題になっているのはもちろん知っていたけど、地球沸騰化の時代になっているということを知って自分や子供の未来が心配になったけど、その問題を大人だけに任せるのではなく自分もその問題を解決させる一員にならなければいけないなと思いました。」
同じような事を書いてくれた児童が他に2名いました。今回の授業で強調した内容を、身を持って感じてくれたようで嬉しいです。また「違い探しゲームで家族が1つの部屋で過ごすことが大きな省エネにつながる事を知ったので実行する。」と多くの児童のコメントも有りました。
地球温暖化に関わる授業が、これからを生きる子どもたちの将来につながる授業へ、との思いで今期のアース・エコの出前授業が終わりました。