なるほど! 体験出前教室①、川崎市多摩区内の小学校

 10月23日(月)、川崎市多摩区内の小学校で、クラブ活動の4~6年生28名を対象に、神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)の「なるほど!体験出前教室~身近にある材料を使って電池を作ってみよう~」を実施しました。参加した講師・スタッフは6名でした。
 小学校のクラブ活動は別々の学年・クラスから児童が移動して来るので全員が揃うまでに時間がかかり、開始が遅れがちです。5分程度の遅れは調整できるようにプログラムでは考慮していますが、今回は開始が10分近く遅れたため、実質的に授業の時間が35分程に短くなりました。

三択クイズにグーチョキパーで回答する子どもたち

 挨拶・自己紹介の後、三択クイズで電池や乾電池の発明者について学んだ後、4~5人のグループに分かれて備長炭電池の工作を行いました。あらかじめ塩水に漬けた備長炭にキッチンペーパーを巻き、更にその上からアルミホイルを巻き付けて電池が完成。電圧計で電圧を確かめ、電子オルゴールが鳴るか、赤いLEDが点灯するか、モーターが回るか、などを試しました。電池1個では電圧が不足する場合は二人で協力して2個直列につないでみたりしました。今回の実験のゴールは、グループ全員で4~5個の電池をつないで青色LEDを点灯することでしたが、時間が足りずにゴールまでできたグループは半分ほどでした。

2個の備長炭電池で赤いLEDは点灯

 一般的な電池工作では、備長炭とアルミホイル以外にも様々な材料の組み合わせが可能です。時間の制約がなければ色々な材料の電池を試してもらいたいところです。そこで、銅板とアルミホイルの電池を作る素材を人数分そろえて学校に置いてきました。来月のクラブ活動の時間に、私たちは直接お手伝いはできませんが、児童だけでどこまで実験できるかトライしてもらいます。